フランス式再構成家族 -子連れで再婚 1ー

続けて マルセルの番組 

最近増えている 子連れでの再婚家庭の話題
18歳以下の子供の15%が 再婚家庭の中で大きくなるとのこと・・・興味深い
再婚により それぞれの家族がひとつになり再構成される

一例をあげると フランス大統領ニコラ・サルコジィ一家
現在のカーラ夫人とは 三度目の結婚
先妻のセシリアとは 自分の最初の結婚での男の子2人と
セシリアの連れ子の女の子2人
さらに二人の間に 男の子1人が生まれ 
トータル5人の子持ちでした
それでもエリゼ宮は広すぎますが・・・

セシリアとの離婚後 子供は男の子3人になる訳ですが 
カーラとの再婚で 彼女の連れ子(男の子1人)が加わり
現在 4人の子持ち
あらっ? みんな男の子だわっ!

でも 上の男の子達は成人して結婚してますし 
セシリアとの子供は 彼女が引き取っているので
今は新妻カーラと その連れ子との3人暮らし

先に フランス事情を説明しますと 
離婚後の親権は 両親共にあります 
でも引き取る方の親が 優先的
もう一方の親は 2週毎の週末や 
夏休みの半分とかを 子供を引き取って過ごせます
好むと好まざるとに関わらず 
二人の親の家を行き来しなければならない子供は 珍しくありません
親達が それぞれ別なパートナーと再婚すると
子供達は 義理父(義理母)と共に 
新しい兄弟達と ひとつの家族を再構成していかなければならず
その複雑な人間関係には 問題も起こりやすく 
心理的困難が伴います
         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
france 3
LE MIEUX C'EST D'EN PARLER 話してみると 良いよ ー
Marcel Rufo マルセル・ルフォー (Pédopsychiatre 児童精神科医)

再婚により パートナーの子供の義親になった時 
思ってもいなかった困難に 直面します
実両親の離婚による心理的ショックから まだ立ち直れていない子供達が
新しい人間関係に打ち解け 家族になっていくのには 時間がかかります
・ パートナーの子供達を育てるにあたり 躾や教育に干渉してもよいか?
・ 子供から「あなたは本当の母(父)じゃない!」と言い放たれたとき 
  どう対処すべきか?
・ それぞれの子供達を 兄弟として同じように育てるべきか?
・ ハーモニーをもって家族を構成するには 全力で相手を愛し尽くすべきか
  それとも 少し距離を置いた方が良いか?

ゲスト・・・・・シルヴィ(44歳)子供4人+クリストフ(42歳)子供4人
シルヴィは クリストフの子供3人と 自分の末娘1人を育てています
彼女の悩みは
・自分が毎日クリストフの子供の育児・教育 全てしているにも関わらず
 彼らの大事な書類上に 彼女の名前が何処にも無い事
 やらなければいけない義務は有っても 権利が無い事

フランスでは 学校での重要な書類や入院等の承諾書に 
両親のサインが欠かせません
緊急の場合など 手続きを簡素化するためにも
ある程度の親権が必要と 申請しましたが 
実母に拒まれました
現在 裁判所へ法の改正を求める申請をしています
彼女は言う
「将来 義子供達が 私の事を彼らの心の中にどう位置づけてくれるかは 彼らが決める事よ
 例えば 彼らが自分の子供達に 私の事を何て呼ばせるかとか 干渉しないわ」

シルヴィの末娘は 義父とうまくいっていません
母親が再婚したのは 彼女が7~8歳の頃
新しい父親を紹介された時は 奇妙な思いがしました
家の中では緊張・対立があり 年上の兄弟達は早くに家を出ています
マルセル  「最初から(義父を)嫌いだったの?」
娘     「ううん 最初はうまくいってた」
マルセル  「どういう風に うまくいってたの?」
娘     「うーん 全然覚えていない・・・」
マルセル  「覚えていない、っていうのは・・・ 心理学上重要なんだ」
対立の原因として 
義父が 自分の父親になった様な態度だったことが 嫌だったよう
娘     「そんな事をしてはいけないとか・・・ 自分は君の父親として・・・とか言った
       彼は私の父親じゃあないのに・・・」
マルセル  「そうだね 君の父親は別の場所に住んでいるよね
       よくあるのは 子供が12~13歳頃になると 
       家を出てもう一方の親(通常は父親)の方へ行きたがるんだけど・・・
       君はそう思わなかった?」
彼女の姉はそうしましたが 末娘は母親の事を思い留まりました
母親は その事を知りません

クリストフの先妻は 子供達を育てる力が無いと裁判所に判断され 
子供達は 関係施設へ預けられていました
シルヴィとの再婚によって クリストフが3人の子供達を引き取れる事になったのです
当時3歳だった彼の娘は とても内気だったので 
シルヴィは 無理をせず
まず父親に世話を任せ 彼女は一歩引きました
それが今は 父親よりも シルヴィの方へ来る程頼られています
実娘からすれば 
「本当は義父が もっと実子達の面倒を見るべきなのに・・・」と 不満な様子

シルヴィは 自分の子達と 再婚相手の子供達と 
違う接し方をしています
「私は あなたたちの母親になろうとしている訳ではないのよ」
彼らの養育には 努力しているが 
決して母親の地位を取ろうとしているのではないことを 表明します
そして一方で 自分の時間を取り 
義子供がいないところで 自分の実子達との親子関係を保っているそう

マルセル  「ああ あなたはそれが出来てますか・・・」
と肯定する さらに付け加えて

マルセル  「実親のことは・・子育て能力が無くても・・ 
       子供達の親として 尊重してあげるべき
       悪く言ったりして否定すると 関係は悪化してしまう
       子供は実親・義親 それぞれを良く観察していて 
       それぞれへの接し方を 知るようになります
       こういうことは 複合家庭のメリットでもあるんです」


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by happiness-girl | 2009-05-30 00:48 | 子供の心・親の心

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