セーヴル焼 -国立陶磁器美術館ー

パリ市の南西 メトロで2~3分郊外へ
セーヌ川沿いに この美術館が在ります
国立陶磁器美術館
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入り口両脇に大壷
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セーヴル磁器工場の歴史は 250年以上になります
ルイ14世は 磁器工場を造る事を望んでいましたが 
当時 磁器製造技術は 解明されていませんでした
1740年 ルイ15世により ヴァンセンヌのお城の中に磁器工場が造られます

デュボワ兄弟ゲランにより開発された 磁器の製造・装飾法は
ヴァンセンヌ磁器工場により独占され ルイ15世とポンパドール夫人に後援されました
1756年 磁器工場は現在のセーヴル市に移転されます
ルイ15世は 磁器製造法が確立するまで 秘密で出資していたようです
成功が一般に公開されてからは 王立磁器工場としてセーヴル磁器を庇護し
助成金を出したり 毎年廻りの人たちへの贈り物として使っていました
そして1770年 念願のPorcelaine dure の製法に成功しました

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まずコレ
花瓶(Vase a flamme) 柔磁器  1771年
この花瓶はポンパドール夫人が亡くなった後 ルイ15世の愛妾となった
バリー夫人の物だったのでは・・・と言われています
彼女は革命時にギロチンになっています
中央に ルイ15世の肖像が彫られています
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Porcelaine tendre(ポルスレーヌ・タンドル) 柔磁器
柔磁器は(多分トルコより伝わったと言われています)西洋では16世紀に作り始められます
この可愛い絵のお皿は 18世紀トルコ(Kutahya)のもの
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ヨーロッパで最初に作られた磁器生地(カオリン無し)として知られているのは
16世紀後半のイタリア メディチ家の柔磁器です

フランスではヴァンセンヌ工場 そしてセーヴル磁器工場にて作り始めます
ヴァンセンヌ時代  1750年
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セーヴル時代取っ手と蓋付きのスープ皿 1763年
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受け皿が立体的なティーカップ これなら歩きながらでもOK? 1767年
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その後 ルーアン、サン・クルー、シャンティイー、ソーにも 磁器工場が造られます
Chantilly シャンティイーの柔磁器 青の単色画時代 1760~1780年
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porcelaine dure ポルスレーヌ・デュール(硬磁器)は 中国で始まりました
硬磁器を作るのに必要な 高陵土カオリン(Kaolin)が大量に取れたからです
中世ヨーロッパに伝わり パリのヴァロワ磁器で試みられましたが
カオリンの硬い生地作りは出来たものの
その透明感としなやかさは得られなかったということです

1710年ドイツの「メイセン」が磁器作りの秘密を解明しました
フランスでは 1768年のカオリンの地層発見とともに
磁器作りの秘密の解明に着手したようです

porcelaine dure 1792年
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1773年
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ポルスレーヌ・デュール(硬磁器)の特徴は鋼によって傷が付かない事です

この時期のヨーロッパ 特にフランスではミニアチュールな絵を書く事が流行でした
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それぞれの絵にテーマが有ります これはパルファン(香り)
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置時計 まさに太陽王ルイ14世スタイルですよね  1786年
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何と磁器と金箔ブロンズで出来たセクレテール  1827年
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これらは王室用と思われます
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両脇の魚はポンパドール夫人のものでしょうか?
彼女の旧姓はポワソン=魚・・・なのです
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美術館には イタリアや中近東など
外国のいろいろな陶磁器が飾られていて日本の陶器もありました
伊賀焼  17世紀
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by happiness-girl | 2009-09-06 05:29 | パリの美術館

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by happiness-girl