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エレガンス・カーラのイギリス訪問

カーラ・ブルー二が、二コラ・サルコジィ大統領と結婚してファースト・レディになる前のスタイルは、ナチュラル派だった。
長い髪を自由に解き放し、ブリン・ブリン(ビジューがキラキラする感じのこと)なしの、ボヘミアン・シックだった。今も本当はそうなのでしょうが。
パリ16区やヌイイなどに住むブルジョワのお子さん達も、こんな着こなしが好きだ。
ジーンズにスウェットや、Tシャツなどラフな格好なんだけど、ひとつふたつ子供じゃ買えない高価なものを身に着ける。
例えばTシャツがサントロぺの店のものだったり、ジーンズが高価ブランドとか・・・。
イネス・デュ・フレサンジュなんか、普通のショッピングにも、子供とサントロップへお出かけするそう。
そういえば先日、全く子供向けのデザインなのに、一般人の給料1ヶ月分もするスイスの腕時計が、発売され人気を得ていたけど、ああいうのを買う親もいるのだ。

カーラの話に戻る。
2008年2月2日に、エリゼー宮で極秘結婚式を挙げたカーラと二コラ・サルコジィ。
その直ぐ後、3月26日にイギリスを公式訪問した。
ファースト・レディーとしての役目に、かなりの注目と緊張はあったと思う。
フランスのエレガンスを代表する為か、48時間の訪問に、12着の服をスーツケースに詰めたらしい。

まずヒースロー空港に降立った時には、ディオールのグレーのコートに、お揃いのグレーのBIBI、小振りのベレー帽をティアラのように頭に載せていた。
ディオールはフランスを代表する老舗のブランドだが、現在のデザイナー、ジョン・ガリアーノはイギリス人だ。
それを思ってか、今回の装いはディオールでまとめたようだ。
この全く余分のないドルマンスリーブのコートは、上質ウール(多分カシミア入り)のリバーシブル仕立て。
襟元は柔らかくタックをよせ、スカーフをしたような感じにデザインされている。
全く同じデザインでローブも揃えていて、その上には紺のオーソドックスなコートを合わせる。
まさにBCBGに極めていた。

王宮での晩餐会にも、清楚で控えめなデザインの黒のローブ
透けるシルク・モスリンで、ケープのようにたっぷり、肩を覆っていた。
翌日、夫の公務に付き添っての行動には、グレーのパンタロンスーツに、あでやかな紫のコートをはおる。
この色は今年巷で流行っているようだが、このときカーラはお揃いでシャジューブルも作っていて、とても新鮮だった。
二日目の国家招待による晩餐には、いつものように眩しいばかりのボルドー色のビスチィエ・ローブ、これもディオール。
ロング・ローブは少しトレーンをひき、腕に巻きつけた黒のショールは金糸刺繍で埋められている。
シンプルなビスチィエのウエストには、カマーベルト風に同色サテン地が。
すっかり出した肩。首には白と黄のダイアモンドのネックレスとイヤリング。これはショーメ

イギリス王室を訪れるには、いくつもの守らなければいけない礼儀作法がある。
例えば、エリザベス女王の方から手を差し出さない限り、こちらから握手を求めてはいけない・・・とか、握手を頂く時には、手を差し出しながら軽く片膝を折って、軽く頭を下げる・・・とか。その時腰を折ってはいけないのだ。背筋は真直ぐに。
そういう完璧な身のこなしや、優雅で気品のあるカーラの姿に、イギリスのジャーナりスト達は、
「シックなファースト・レディー」
「フランスの誇り」
など絶賛。訪問は大成功に終わった。

でもフランス本土の方では・・・。
ヴェルサイユ宮殿の敷地内にある邸宅が好きで(本来ははフィヨン首相にあてがわれたものだか、交換したみたい)、歴代の王がつけたゴージャスな首飾りを身につけ、イギリス王室で豪奢を楽しむサルコジィ大統領を、「フランス国民にそぐわない行動」と、しらけて見ていた人達も多かった。
何しろ、フランスは王様の首を切ってしまった国民なのだし。

サルコジィ自身は、父方がハンガリー貴族の出である。革命でフランスへ逃げて来た。
カーラ・ブルー二もイタリア貴族の出身。子供の時から大きな邸宅に住み、特別な環境で暮らしていたのだろうが、彼らもまた極左の暴力を逃れてフランスへ来た。
社会党や共産党など左派が今もまだ強いフランスで、この二人がトップ座に就いていることが不思議ではある。
カーラ自身の資産は、スパーモデルを10年やっていた事もあり(本当は仕事をする必要など無かったのに)、サルコジィより数倍も多い。邸宅も複数持っている。
サルコジィ大統領との結婚においては、迷わず財産別制を選んだようだ。
フランスでは結婚の際、お互いの財産を別勘定にして、分け合わない制度も選べる。
でもサルコジィは、お金は持たなくても(といっても弁護士として稼いだので、他の政治家に比べるとかなり持ってる方)贅沢出来るのだ。
大企業のお友達が、いろいろ招待してくれる。
よく「美人はお金を持たない」というが・・・政治家もそうなのだ。

さて、本題のカーラのエレガンスについて。
彼女のスタイルで敬服するのは、TPOに合わせるのが完璧なところ。
服や髪型だけでなく、化粧まで変える。
イギリスでは、良家の子女として髪を後ろにまとめ、帽子を着ける。
グレーや紺色を選び、パンタロンスーツなどインテリジェンスな装い。
スペインでは、髪を肩の長さに切り外まきにカールにして、ピンクの頬紅で愛らしく。
ラテンの男達に好かれる?チャーミングなスタイルだった。
晩餐の装いになると、彼女お得意のビスチィエ・ローブでその妖艶な魅力をみせる。
また、ローマ法王が訪れた時などは、化粧っけなしで(本当はしてると思うが)髪はひっつめ。目立たない服装だが、その表情で忠実な信者である事を十分に表していた。

イギリスやスペインのジャーナリスト達は、ダイアナ妃やジャッキー・ケネディに例えたりするが、ピンと来なかった。
オードリー・ヘプバーンの名前が出たときには、うん。
彼女のモードとパフォーマンスのレベルは、オードリーに匹敵すると思う。



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by happiness-girl | 2009-06-06 06:48 | ニュース・徒然

パリの自然とエレガンスを紹介


by happiness-girl