ピカソ美術館
2009年 06月 14日
泥棒は 6月8日か9日に入館した模様
発表によると 1917年~1924年の作品で
33枚のパステルデッサンが描かれた
スケッチブックが 盗まれました
大きさは 16cmx24cm
赤の表紙に 金文字で「Album」と記してあります
見かけた方は 御連絡お願いします・・・
1階の9番の部屋 ガラスのケースの中に入れてありましたが
鍵はかかっていなかったそうです
それでも 道具を使用しなければ 開けられない状態でした
作品の推定価格は 9~13億円
関係者曰く
「売れるものではないし 遠からず 絶対発見されるでしょう
コレクターというものは 他人に見せたくなるはずだから・・・」
面白いのは 美術館員の話
「作品は保険に入っていて その保障金額は16億円」
そういえば この前ショパールで盗難された宝石13億円
きっと保険に入ってた筈
なかなか売れないので 泥棒紳士に持っていって頂いたのかしら・・・?
早速 ピカソ美術館へ取材に・・・
な~んて 冗談
本当に 近いうちに行こうと思っていました
何故なら この美術館が工事の為に2年間閉められるという ニュースを聞いたから
ピカソ美術館は マレ地区にあります
地下鉄サン・ポールの駅で降りると すっごい人混み
今日は土曜日
マレ地区には 個性的なブティックやアンティック・ショップが沢山あります
ショッピングを楽しむ若者で 裏通りまでいっぱい
サン・ポールの教会の前では ポリスのワゴン車が4~5台
何かあったのかしら?
この教会も そろそろお化粧直しが必要と思いますが・・・
入館の前に 一息
美術館入り口 手前のカフェへ・・・
カフェのムッシューは 35年前からこの場所にいるそうです
昔は多くの有名人(パトリック・ブリュエルやカーラ・ブルーニも)や
ピカソ・ファミリーまで立寄ったとの事
「でも今は誰も来ない ツーリストばっかりだ」・・・残念そう
今後2年間も美術館が休館することになると 商売に影響しそうですが
問題のガラスケースですが
鍵ではなく 黒のプラスチックっぽいテープで
1箇所4cm程留めてあるだけ
監視ビデオカメラは ドアの上端に備えてあるだけ
固定された古いタイプのもので カメラとも思えない・・・ 只の箱ですねぇ
まさに その警備体制を強化する為の改装工事に 2年間休館するところでした
ピカソ美術館 ホ~ントひさしぶり
元は17世紀に建てられた私邸
いくつもの小部屋が入り組み 迷子になりそうです
これでも壁を取り払ったりして 随分改装したのでしょうが・・・
昔は隠し階段とかも あったのかしら
正直言って ピカソの絵は解らん・・・
あまり 良いと思えないのですが
でも 今回は新しい発見
何て呼ぶのかしら・・・? 彫刻? セラミック?
いろいろな素材の混ぜ合わせが 非常に面白い
どこに どの素材が使われているのか・・・
まるでクイズのようです
「縄跳びする少女」 1950年
柳の枝で編んだ籠・ケーキ用型・靴・木片・鉄・陶器・石膏を混ぜて作ったもの
「ヤギ」 1950年
柳の枝で編んだ籠・陶器の瓶(鉢)・椰子の葉・金属・木片・ボール紙・石膏
「雌猿と子」 1951年
陶器・小自動車2台・金属・石膏
自動車が どこに使われているか解りますか?
私は 特に「縄跳びする少女」の形が気に入りました
そしてヤギさんは お庭にもいましたよ お庭番
庭は広く パラソルを出したカフェもあります
そして庭の半分は柵で仕切られ 市民の公園になっています
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