ボヘミアン・シック

パリ6区や7区・16区
お嬢様・お坊ちゃま達の御用達ブランド

ZADIG & VOLTAIRE
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こういうスタイルを ボヘミヤン・シックというのでしょうか?
ゴチック的な 黒ーい要素も加わってる様ですが・・・

良質な素材や 難しいテクニックを使った 
高価な服や アクセソワールであるにもかかわらず
そのスタイルはラフ  まるでボヘミアンの様に・・・

服の事とは別に いつも気になっていたのが店の名前
「ZADIG & VOLTAIRE  ザディッグ & ヴォルテール」

ヴォルテールの小説 「 Zadig ou la Destinée
昔 フランス語講座で読まされた本なのですが 全く忘れていたので
もう一度 読んでみることにしました

舞台は 古代メソポタミア文明の地
ユーフラテス河畔の都市 バビロン(現イラクのバグダッド近く)
このバビロニア王国にて
Zadig という青年が
その叡智と正義感故 名をあげ 
王様の寵愛を受け 首相にまで昇格するお話

王様は何かにつけ Zadig に知恵を借ります
彼は王に 人間の真実を見極める方法を教えたり
次々と難問を解決しながら 裁決して行きます
私は直ぐ あの「一休さん」を連想してしまいました

そして彼は 王妃から愛されることになります
(この辺から 話は不倫恋愛物っぽくなり・・・)
それは王様の耳に入り 
二人は離れ離れで 追われる身となるのですが・・・
それぞれに苦難・放浪の末 偶然再会するところなど
ハーレクイン・ロマンス(ご存知でしょうか?)かと・・・

そして最後は 王様の死去に伴い
王座(=王妃付)を獲得する為の 戦いのトーナメントが行なわれることに

全市民が見守る 円形闘技場において 
数々の屈強の男達相手の死闘
勝ち残らなければいけない・・・!!
ここでは映画の「グラジィアトュール」ばり
結局 Zadig が勝ち残るのですが・・・
さあ ここからが私が話したかった内容です・・・(ナガ)

王様に選ばれる為には 強さだけではなく叡智も要求されます
ここで 大僧侶達から問われるに 上手く答えなければなりません
まるで禅問答の様な 謎解きなのですが・・・

「世界中で 最も長く 最も短く 
      最も速く 最も遅く 
      最も小さく分かれ 最も広く伸び 
      最も疎まれ 最も惜しがられ 
 それなくしては 何も生まれず
 それは 小さなものを 飲み込み
 それは 大きなものに 生気をあたえる・・・
 それは 何ぞや ?」

Zadig は こう答えます・・・
「それは 時間
「永遠を刻む故 最も長く 
 我々の計画をなす為には 常に短か過ぎ
 待つ者にとっては 過ぎるのがとても遅く感じられ
 楽しんでいる者にとっては とても速く過ぎ
 無限に 広がり
 無限に 細分される
 全ての人が 時間を無駄にし
 全ての人が 時間を惜しむ
 時間なくしては 何も生まれず
 時間は 過去を忘れさせ 大業を不滅にする

議会は皆 納得します
そして次の謎解きは・・・

「我々が 感謝することもなく 受け取り
 どうやるのかも知らず 楽しみ
 何時とも知らずに 他人に与えていて
 気づかずに 無くすものとは 何ぞや ・・・」

Zadig の答え・・・
「それは 生命 (=人生)」



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by happiness-girl | 2010-10-03 02:34 | パリ散策

パリの自然とエレガンスを紹介


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