ルイ・ヴィトンの歴史

私のお気に入り美術館のひとつ Carnavalet カルナヴァレ 美術館
パリの歴史を見せる この美術館で
只今 ルイ・ヴィトンのエクスポを 開催しています

フランスの老舗ブランド LOUIS VUITTON ルイ・ヴィトンの歴史は
同時に PARIS の歴史でもあるのですね
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1821年 ジュラ地方生まれの Louis Vuitton は 14歳の時パリへ旅立ちます
1837年 layetier-emballeur(小箱作り&梱包業)Maréchalマレシャルの下で働き始め
1854年 最初のお店を 4 rue Neure des Capucines に開店します

ちょうどオスマン男爵による パリ大改造計画が進められていたオペラ地区
オペラ座ガルニエも建造され モダン・パリの中心でした

サン・ラザール駅の近くでもあった為 周辺にホテルが集中し
多くの旅行者を 迎える事にもなります

時はナポレオン3世による 第二次帝政時代
貴族婦人達は 大きく膨らんだクリノリンのドレスを着ています

そのボリュームのある衣装と 必要なアクセソワールや化粧道具などを
旅行で持ち運ぶのは 大変です
また いつでも取り出して着れるよう
衣装を良い状態で 保管しなければなりません 

emballeur-layetier =梱包・小箱作りであるルイ・ヴィトンは 
大切なものを保護しながら移動する為の トランクを作ります

彼はトランクを包む素材として 重くて傷つきやすいよりも
軽くて丈夫 細工しやすいトワル地を使うことを思いつきます
小麦粉ベースの糊をコーティングすることで 防水効果も・・・
そして色は エレガントなTrianon トリアノン・グレーにしました

開店以来 少しずつ信用を得て
ナポレオン3世の皇后  Eugénie ウージェニーの御用達にまでなります
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1872年 イミテーションされることを避ける為 
ルイ・ヴィトンはベージュ地に赤の縦縞を思いつきますが
これも後には 他の製造者達にコピーされることに・・・

1888年 ベージュとブラウンの「ダミエ柄」を創り 登録 
「Marque L.Vuitton déposée」と表示します

1896年 息子のジョルジュ・ヴィトンは イミテ-ションされ易い「ダミエ」より  
複雑なモチーフに変えることを試みます

その頃 アーティスト達の間でブームが起こっていたジャポニズムの影響か
中世時代の日本の家紋からインスピレーションを得た モノグラムが生まれます

1905年 この「モノグラム柄」を登録します
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ヴィトンにとって コピーされる事との戦いには 
古い歴史があるのですね

展示してあるトランクには 革製のものも有りました
これは丈夫そう
縦型の引き出し付ワードローブは コロコダイル革製
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他にも デスク内蔵の縦型トランクもありましたが
ここまでして自分の物を持って歩きたいのかしら・・・と思いますが・・・
何もないジャングルへの旅の為でしょうか
 
ひと目で他と違う 見た事の無い製のトランクが有りました 
何と
カワイソウ・・・
フランスは アフリカを植民地にしてましたしね・・・

コンゴへ赴任するオフィシエ=将校がオーダーした ベッド
これはスゴイ・・・こんなものもトランクの中に入ってしまうのですね
ヴィトンって家具職人?って感じ
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ティー・ケース
ずーと前 テレビで見たドキュメンタリーを思い出しました
ある日本人が 高級ワインを運ぶ為のトランクをヴィトンでオーダーしました
担当製作者は 参考資料をヴィトン美術館へ探しに行ったのですが
参考にしたのが このティー・ケースだったと記憶してます
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現代のハンドバッグやお財布などは ありませんでした
貴族や軍人 音楽家オペラ歌手などの
旅行の多い人達が 大切なものを運ぶ為や 使い易いよう整理された 
旅行用のトランクMALLE)の歴史です

no.3 セクレテール(机)が内蔵された 引き出し付トランク
no.8 30足も入るトランク
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no. 5 象革のワードローブ
no. 9 ベッド入りトランク
no.10 船旅のキャビンで ベッドの下に入れられる低く平らなトランク
no.19 帽子用の丸いトランク
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カルナヴァレ美術館も 秋です
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by happiness-girl | 2010-10-30 07:12 | パリの美術館

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